プロ入り目前で…
幼い頃から“プロサッカー選手になる”という夢を持ち日々励んでいました。
早稲田大学4年時「いよいよその道に」というタイミングで、病を発症。
肺の血管に血が詰まってしまう『慢性肺血栓塞栓症』を患いドクターストップも経験しました。
たくさんの人に支えられ約1年半の闘病を経て、プロサッカー選手になるという夢を叶えることができました。
闘病中に多くのことを感じ、考えさせられました。 そして、自分がお世話になった方々への恩返し、いただいた恩をまた誰かのために恩送りという形で自分ができることはないかと模索しました。
病気で苦しむ子供達のために
元々子供が好きだったこともあり、自分と同じ様に「病気で苦しむ子供達のために何かできることはないか」と小児科病棟・特別支援学校・放課後等デイサービスへの訪問を主とした一般社団法人PiiS Flyを設立。
サッカーを通じて、仲間や家族・支えてくれる人たちの存在、目標や夢を持つことの大切さ、それらを達成することの喜び、スポーツの素晴らしさを伝えてきました。
活動の中である親御さんから『18歳までは社会的な居場所(特別支援学校)があるけど、18歳をすぎた途端に急に社会的な居場所が無くなる』というお話を伺いました。
ハッとさせられました。 自分はそんなことも知らなかったのかと、これではただの偽善者だと。
PiiS Plaza さいたま開所
知ったからには行動に移そう。
訪問先の子供達が卒業後に活躍できる場を作るため、多くの人たちにお話を伺いました。
そして、障がい者就労継続支援B型事業という就労支援サービスを知りました。
同時に、福祉の世界が非常に閉鎖的であると感じました。
PiiS Flyの活動のその先として、障がいを抱える方々の活躍の場を増やすと同時に、自分が闘病経験者であること、現役のサッカー選手であることを最大限に活かすことができる。 その様な思いから、2022年4月4日にPiiS Plaza さいたまを開所いたしました。